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ホームページを自作するメリットとデメリット

2019年8月1日

一昔前のホームページ制作と言えば、制作業者、WEBデザイナーに依頼して、費用は50万円以上。

人によっては100万円かけてホームページを制作した、という方もいます。

時は流れて、今ではWEB知識がさほどなくても、誰でもホームページを作れる時代になりました。

「ホームページ 作り方」

「無料 ホームページ作成」

と検索すれば、山ほどの情報が入手できます。

アメブロなどの無料ブログを作る感覚で、手頃にホームページが作れる時代です。

個人事業主にとって、特に起業初期や起業準備の時期というのは何かとお金がかかります。

ビジネスをするにあたってホームページを用意することは必須なことですが、そのホームページにできるだけお金をかけたくないという気持ちもよくわかります。

ホームページを自作するのであれば、それに越したことはありません。

ですがその場合、注意も必要です。

なぜなら、ほとんどの方がホームページを自作する場合、完成度が「自己満足」で終わってしまう方が圧倒的に多いからです。

趣味で使うホームページであれば、それでも全く構いません。

ですが、お金を払ってくれるお客さまがいるビジネスで使用する場合、当然ですが完成度がお客さま目線にならないといけません。

今回は自作でホームページを作る時の注意点をまとめてみました。

 

自作ホームページのデメリット① 時間がかかる

自作でホームページを作る場合のデメリットは、なんといっても制作に時間がかかることです。

それぞれ本業としてのビジネスがあるわけですから、その貴重な時間を使っての制作となると、有効に活用しなければいけません。

最近の無料ホームページ作成サービスが簡素化され簡単になったとはいえ、それでもやはりそれ相応の手間はかかります。

ホームページ制作に着手したはいいけれど、制作時間を捻出できずに、そのまま放置という方をこれまで沢山見てきました。

本業の他に、それでなくてもブログを更新したり、SNS発信をしたりと、個人事業主はやることがたくさんあります。

そこに輪をかけてホームページ制作となれば、時間が取れない方が続出しても不思議ではありません。

ホームページ制作のために本業が疎かになるなんてことになりましたら、本末転倒です。

自作で何十時間もかけてホームページを作るぐらいなら、業者に依頼した方が良いという考えは至極一般的だと思います。

 

自作ホームページのデメリット② 素人感がでてしまう

二つ目のデメリットは、ホームページに素人感がでてしまう、という点です。

消費者の目はシビアです。

素人が作成したサイトか、プロに依頼したものか、すぐにわかってしまうものです。

もちろん、自作であってもプロ顔負けのサイトが作れるのであれば全く問題ありません。

ですが、そうでない方が大多数でしょうから、そこはやはり考えないといけません。

自作するとなると、先述したように時間的制約がある中で制作することになります。

となると、中身の濃いホームページを作ることよりも、とりあえず完成させることが優先にどうしてもなってしまいます。

素人が「とりあえず」完成させたホームページが、その後お客さまを呼べるホームページになるかどうか、甚だ疑問ではあります。

ページ構成や文章、画像など、集客できるホームページになっているかどうか、プロの視点でチェックされていないため、必然的にクオリティは下がります。

無料作成サービスを活用するとしても、基本的に利用できるテンプレートの数は限られています。

そこからカスタマイズして手を加えない限り、ホームページ上の印象はどれも似たり寄ったりになります。

同業他社(他者)と差別化を図るための、オリジナリティを出すことは難しいと言えます。

さらには、ビジネスとしての成果をあげるためには、SEO対策など、アクセス数は欠かせません。

経験の少ない初心者がネット集客で効果を上げるには、かなりの時間と労力を要しますので、勉強と実践の試行錯誤を繰り返すことが求められます。

 

自作ホームページの唯一のメリット

一方のメリットですが、正直に申しますと「費用がかからない」ぐらいしか思い当たりません。

もう一つのメリットとして、「自分で更新できる」ということが挙げられます。

ですが、これにしても先述したように、本業をやりながらの更新という時間的制約がある中で、クオリティの高いページ更新ができるかどうか。

何かしらの生活時間を削る覚悟がないと、難しいと思います。

「自分で更新できる」というとメリットのようにも聞こえますが、裏を返せば「自分で更新しなければならない」というデメリットにもなります。

個人事業主として、さまざまなビジネスができる時代です。

そんな時代の中でも教訓となることは、「餅は餅屋」だと思います。

ホームページを自作する時間があるのなら、自分の事業に専念し、研究することの方が大事ではないでしょうか。

自作で「それなり」に作ったホームページは、「それなり」の成果しかでません。

 

自作ホームページに関するまとめ

ホームページ制作のゴールは、作って完成させることではありません。

そのホームページからお客さまを呼び、収益をあげることです。

結論として、「自作ホームページ」は作れても、「ビジネスとして成果のでるホームページ」を作ることは難しい、ということです。

「ビジネスとして成果のでるホームページ」は、アクセス数を増やし、ホームページに来てくれたお客様にとって知りたいコンテンツを増やし、まずはお問い合わせに繋げることです。

このようなステップを構築するためには、常にPV数、UU(ユニークユーザー)数、直帰率、コンバージョン率等を見て、ホームページを改善していく必要があります。

これを行うには、データ分析やマーケティング方法を学ぶ必要があり、十分に行わないと、結局自己満足のホームページになり、自作したものの誰も見てくれない、見てもすぐにホームページから出て行き、お問い合わせに繋がらないという、ただあるだけのホームページになってしまいます。

また、SEO対策という、検索した時に上位表示させるためのスキルがないと、検索しても表示されないホームページになってしまうのです。

 

いかがでしょうか?

もしホームページ制作についてのご相談があれば、こちらからいつでもご連絡ください。

 

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三浦 猛

三浦企画代表  細部までこだわり、徹底した「お客さま目線」でのWEBサイト作りは、お客さまから「お申し込みが3倍になった」「これまで1件もなかったホームページからの売上件数が月に8件になった」というお声をいただいています。 デザイン制作200作以上。手がけた職種は30種以上。

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