ホームページを新しく立ち上げるためには、まずはドメインが必要となります。
ビジネス用のホームページであれば、ユーザーに覚えてもらいやすく、使いやすいドメインを選ぶことが大事です。
ここでは独自ドメインのメリット、選ぶ際の注意点について解説いたします。
無料ホームページスペースと独自ドメイン
Googleなどの検索エンジンは、URL単位、ドメイン単位でWEBサイトの信頼性を評価しています。
長期的にホームページを運営していくのであれば、独自ドメインが必須になってきます。
なぜかといいますと、自身でドメインを決めて管理することにより、そのドメインを所有している限り確実に評価を蓄積していけるから、なんですね。
一方、Jimdo、Wixなど、無料のホームページスペースを利用している場合は、状況が変わってきます。
無料のホームページスペースの場合、共用スペース内で以下のようなサブディレクトリやサブドメインが割り当てられます。
example.com/○○○/・・・サブディレクトリ
○○○.example.com/・・・サブドメイン
※ドメインは共通(example.com)
※○○○部分をユーザーごとに割り当てる
無料ホームページスペースの注意点は、将来的にサービスが終了してしまう可能性があることです。
最近では、Yahooが提供している無料ホームページスペース、「Yahooジオシティーサービス」が2019年3月末を持ってサービスが終了いたしました。
また、URLを見れば無料のスペースを使用していることがわかるため、人によっては「借り物のホームページ」だと思われることもあるかも知れません。
無料ホームページスペースは、初期費用をかけずに試しにホームページを立ち上げたい場合や、ホームページ自体をまずは持っておきたい場合などは利用されてもよいでしょう。
無料ホームページを運営していきながらコツを覚えて、その後に独自ドメインへ移行する、という流れも良いと思います。
ですがすでに本格的に事業をされており、SEOを継続的に取り組むのであれば、まずは独自ドメインを取得しておきましょう。
ドメイン取得時に注意すべきポイント
独自ドメインを取得する際には、少しでもSEOに効果的な名称にしたいと考える方も多いと思います。
結論からいいますと、ドメイン名自体がランキングに与える影響はほとんどないため、意識しすぎる必要はありません。
逆に意識しすぎることによる影響のほうが、大きいかも知れません。
ターゲットとするキーワードを含むドメインを取得することは、以前はSEOに少なからず影響する要素でした。
たとえば「渋谷」「カフェ」というキーワードであれば、「shibuya-cafe.com」、「tokyo-sibuya-cafe.com」というようなURLです。
ですが、現在では大きく影響することはないため、無理にキーワードを含める必要はないとされています。
無理にキーワードを含めると、そのサイト本来の名前がボヤけてしまい、ユーザーから覚えてもらいにくくなってしまいます。
実際に、Google(www.google.co.jp)、Facebook(www.facebook.com)といった有名サイトのドメインには、キーワードは含まれていません。
むしろ個人事業者の場合は個人名や、店名をそのままドメインに使用したほうがユーザーに覚えてもらいやすくなります。
また、以前はドメインに日本語を含めるとSEOの効果があるといわれていましたが、現在はそれほど重要な要素ではありません。
ユーザーが覚えやすいドメイン名
例1 店名が「○○家具店」の場合 ➡ ○○-kagu.com
例2 サイト名が「○○お悩みドットコム」の場合 ➡ ○○onayami.com
トップレベルドメインは何を選ぶべきか?
「.com」や「.net」などのことを、トップレベルドメイン(TLD)と言います。
独自ドメインを有料で取得する場合、使用するTLDによって料金が変わってきます。
安いものですと、年間数十円で取得できます。
Googleが、特定のTLDを優先して評価することはありません。
ですが、一般的になじみのないTLDを選ぶと覚えにくいという面もありますので、SEOを意識することなく、使いやすいTLDを選びましょう。
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