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【やりすぎ注意】ホームページに使う写真の加工・修正

2021年4月10日

もう時効だと思うので書きますが、今から7年ほど前のこと。

まだアメブロカスタマイズのみをメインサービスとして提供していた頃、お客さまとこんなやりとりがありました。

ヘッダーに使う写真とプロフィール写真ですが、私の顔のシミ、シワが目立たないように修正してください。
画像補正ですね。 承知しました。 常識の範囲内で修正いたします。
三浦さん

修正後

全然直ってないじゃないですか!? やり直しです。 もっと加工してください
いやー、これが限界です。 これ以上補正すると、逆に不自然になりますね。
三浦さん
そんなことありません。これじゃあ人に見せれないです。 もっと、これぐらいの写真にしてください。(スマホで撮影した、美肌アプリを使った写真が送られてくる)
・・・・・・・・・・
三浦さん

その後、さらにやりとりはあったのですが、最終的にはこちらの主張を理解してもらって、必要最低限の修正を加えた写真を使ったのですが。

カスタマイズ完成後、数ヶ月で違うデザインに変わっていました(笑)

美肌加工バリバリの写真が使われていたので、言うことを聞いてくれるデザイナーを探したのでしょう。

長くデザインに携わる仕事をしていれば、よくあることです。

 

美肌加工アプリの使い過ぎによる感覚麻痺

スマホのカメラ機能発達に伴い、実に様々な画像補正アプリが次から次へと登場しています。

その目的は、InstagramなどのSNSに投稿する際、「より自分を良く見せる・可愛く見せる」こと。

SNSをプライベートのみで活用し、友人知人に見せるためのものであるなら大いに結構。

若い女性が喜んで使う目的も理由もよくわかります。

ただ、それはあくまでも「プライベート目的」であるならばOK、ということですね。

SNSに気軽にプライベート目的で使う写真と、ビジネスとしてホームページで使う写真は、当然ながら違ってきます。

よく考えればわかるはずなのに、利用しすぎて感覚が麻痺しているのか、その境界線が無くなっている方が増えてきていますね。

 

 

実際にSNSで交流を続けていた方に、リアルで初めて対面した時。

SNSのプロフィール写真や普段投稿されている写真と違いすぎて、一瞬ご本人なのかどうかわからないことがあります。

こちらのリアクション、反応で気づいたのか、

「写真と、違いすぎますよね・・・」

とご本人が言ってくるのですから、自覚はあるのでしょう。

自覚はあってもやめられない。 わかってはいるけどやめられない。

麻薬のような中毒性があるというと大袈裟ですが、それに近いような要素であると感じます。

 

ビフォー・アフター写真の加工はいかなる理由があってもNG

ホームページを制作する時、お客さまから画像修正加工のご要望があれば、条件付きで承ります。

エステサロンのホームページで、お客さまにモデルになってもらい施術風景写真を撮影した時。

「お客さまから、●●を隠してほしい、と言うご要望がありました」

ということであれば、当然処理をいたします。

大切なお客さまが時間を作ってモデル役に一役買ってくれたわけです。

そのお客さまが、ご自身の写真をホームページという公の媒体で使われる時、気にかけている部分を隠すことは常識ですね。

こういう修正はいくらでもお受けします。

 

 

ただ、例えお客さまからのご要望であっても、例えばフェイシャルエステのビフォー・アフター写真のアフターの写真に修正を加えることはいけません。

当然と言えば当然ですけど、お客さまからの要望だとつい受けてしまうこともあるかも知れません。

ビフォー・アフター写真の改ざんは「景品表示法」に抵触する可能性があります。

写真を加工して虚偽だと思われるような、または誤解されそうな写真を使用しないことが大原則になりますので、事前にお客さまに「写真をそのまま使う」ことの了承を得ておきましょう。

 

ホームページに掲載されている写真と実際の人物との違和感がないことがベスト

結論になりますが、ホームページに載せるご自身の写真は、基本的に加工・修正はしないことが望ましいです。

三浦企画にホームページ制作をご依頼される方は、冒頭に書いた5年前のようなお客さまはほとんどいません。

プロのカメラマンに撮影してもらい、出来上がってきた写真は、それはそれは素晴らしいもの。

補正などしなくても、撮影の段階でプロにヘアメイクを受けて、その状態でプロのカメラマンに撮影してもらう。

そこまで完成度が高ければ、写真をいただいたWEBデザイナーは何もすることはありません。

 

 

ホームページ制作を承った時は、同時にプロカメラマンによる撮影を斡旋するようにしていますが、それはホームページ制作における写真の重要性が高いから、なんですね。

残念ながら、スマホで家族や友人に撮影してもらったプロフィール写真、ヘッダー写真を使うようでは、お申し込みが入るホームページは完成しません。

と同時に、SNS投稿など、日頃から自分で撮影した写真だけを使うことに慣れてしまうと、本記事で書いてきたような加工アプリに頼りがちになってしまいます。

自然体が一番。

ホームページに掲載されている写真と実際の人物が同じ。 違和感がない。

お客さまに信頼感を与えるうえで、これ以上のものはありません。

自分自身の写真に補正加工をする必要がない写真を用意することも、ホームページ制作に重要な要素であることを覚えておきたいですね。

 

 

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三浦 猛

三浦企画代表  細部までこだわり、徹底した「お客さま目線」でのWEBサイト作りは、お客さまから「お申し込みが3倍になった」「これまで1件もなかったホームページからの売上件数が月に8件になった」というお声をいただいています。 デザイン制作200作以上。手がけた職種は30種以上。

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