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WordPressのサイトヘルス改善項目 【サイトが古いバージョンのphpを実行しています】

2021年2月5日

WordPressはver5.2以降、「サイトヘルス」という機能が新しく追加されました。

 

WordPressで作成したサイトに何らかの問題点がある場合、改善点が項目に別れて表示されます。

今日はその表示される改善点の中から、「 サイトが古いバージョン(非常に古いバージョン)のphpを実行しています」という項目についての対処法を説明いたします。

 

PHPとは?

WordPressを利用していると、よく耳にする用語だと思います。

 

 

では、そのPHPとは何のことでしょう?

PHP(ピー・エイチ・ピー)は "The PHP Group" によってコミュニティベースで開発されているオープンソースの汎用プログラミング言語およびその公式の処理系であり、特にサーバーサイドで動的なウェブページを作成するための機能を多く備えていることを特徴とする。

名称の PHP は再帰的頭字語として、 "PHP: Hypertext Preprocessor" を意味するとされており、「PHPはHTMLのプリプロセッサである」とPHP自身を再帰的に説明している。

ウィキペディアより

 

相談者・Hさん
何のことなのか、さっぱりわかりません・・・
簡単に言いますと、ブラウザを使って利用できるサービスを作成するために使われるプログラミング言語、ということです。

ホームページやブログ、FacebookなどのSNS、その他WEBサイト全般の開発を行うことができものなんです。 

三浦さん

 

PHPは、サーバー側で稼働するプログラムになります。

WEBサイトの利用者側(ブラウザでWEBサイトを開いた側)で実行されるのではなくて、WEBサーバー(そのサイトのデータの保管場所)側で実行されるものなので、基本的には利用者側のPCのスペックなどに依存せずに使えます。

つまり、PHPプログラムが正常に動作するようにレンタルサーバーなどでWEBサーバーを用意してあれば、そのサイトの利用者のPCスペックなど関係なく、PHPプログラムが実行できる、ということです。

 

そのPHPを古いバージョンのまま使い続けることは、セキュリティー面などのリスクが高くなるので改善しましょう、というサイトヘルスの警告ですね。

ですので、PHPを古いバージョンから最新のものに変更する必要があるのですが、その作業はWordPress側で行うものではなく、サーバー側で行う必要があります。

ほとんどの方がレンタルサーバーを利用していると思われるので、そのレンタルサーバーのPHPの設定を変更することで、この問題は解決されます。

 

どのバージョンのPHPが最適かを確認する

サイトヘルスで「 サイトが古いバージョン(非常に古いバージョン)のphpを実行しています」と表示されている箇所の右側のプルダウンメニューを開くと、推奨されるPHPのバージョンが表示されます。

 

この場合は、最低推奨バージョンは7.4とされていますので、そのようにレンタルサーバーのPHPを更新します。

 

PHPを更新する前に

PHPの更新を行う前に、必ず WordPressのバックアップを取っておきましょう。

WordPressではこの度のPHPの更新の他にも、

・ WordPressで使用しているテーマの更新

・ WordPressバージョンの更新

・使用しているプラグインの更新

の場合でも、同じく必ずバックアップを取るようにします。

更新時・更新後、何らかの不具合で万が一サイトが崩れるようなことがあっても、バックアップさえ取っておけば以前の状態に復元できます。

 

WordPressのバックアップ手順は、以下の記事を参考にしてみてください。

 

PHPの更新方法 レンタルサーバー・ロリポップの場合

実際のPHPの更新手順方法は、使用しているレンタルサーバーによって変わります。

ここでは、レンタルサーバー「ロリポップ」での更新方法について書いてみます。

 

ロリポップにアクセスし、「ユーザー専用ページ」から管理画面にログインします。

 

 

サーバーの管理設定 → PHP設定の順に進みます。

 

 

PHP箇所から該当ドメインの「バージョン」のプルダウンメニューから、今回の推奨バージョンである「7.4」を選択し、変更します。

※PHPにはCGI版とモジュール版という2種類があります。違いについては後日改めて記事にしますので、ここでは割愛します。

「7.4(モジュール版)」を選択し、変更してください。

 

バージョンをモジュール版に変更しましたと表示されれば変更完了です。

 

 

なお、「設定反映に5〜10分ほど時間を要します」とのことなので、10分後ぐらいを目処に WordPressのダッシュボードに再度ログインし、サイトヘルスを表示させてみてください。

「サイトが古いバージョンのphpを実行しています」の項目は消えているはずです。

 

エックスサーバー・さくらインターネットのPHP更新方法

各レンタルサーバーのPHP更新手順は、以下のサイトを参考にしてみてください。

エックスサーバー公式サイト PHPのバージョンについて

さくらインターネット公式サイト PHPのバージョン変更

 

まとめ

サイトヘルスは WordPressのWEBサイトを運営していくうえで、実際にはさほど重要ではなくとも「致命的な問題」として表示されることがあります。

数ある改善項目の中には、急を要さないと感じる項目もありますが、PHPの更新に関しては早めに対処することをお勧めします。

繰り返しになりますが、PHPを古いバージョンのまま使い続けることは、セキュリティー面などのリスクが高くなりますので。

 

 

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三浦 猛

三浦企画代表  細部までこだわり、徹底した「お客さま目線」でのWEBサイト作りは、お客さまから「お申し込みが3倍になった」「これまで1件もなかったホームページからの売上件数が月に8件になった」というお声をいただいています。 デザイン制作200作以上。手がけた職種は30種以上。

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