
それはわかるのですが、施術が終わってスッキリして、良い気持ちになっているお客様にアンケート用紙を差し出し、感想を書いてもらうことに抵抗があります。
せっかくリラックスした気持ちになっているお客様にアンケートをいただくのは、気分を害すのでは?と思っています。
お客様の声をいただくのに、何か良い方法はないでしょうか?
あくまでもお客様にご迷惑をおかけしない形でお声をいただくことを第一に考えましょう。
大丈夫です。方法はあります。

ホームページを制作するのであれば、「お客さまの声」ページは必須です。
サイトを訪れるお客さまが知りたいことは、「このサービスを受けたらどうなるか?(この商品を買ったらどうなるか?)」
「実際サービスを受けてくれた人(商品を買ってくれた人)の感想はどんななのか?」ということ、その2点だけに尽きると言ってもいいでしょう。
そこで必要になってくるのが、「お客さまの声」、なんですね。
接客中であってもお客様の声はいただける
Amazonで商品を購入する人は商品説明だけでなく、「カスタマーレビュー」を参照にします。
同じように、あなたのサイトを訪れてサービス購入(商品購入)を検討されている方は、お客さまの声ページを参考にします。
どれだけ豪華で綺麗なデザインのホームページを作成しても、サービス内容を事細かく記事にしても。
そこにお客さまの声がなければ、購入するうえでの説得力に欠けてしまいます。
「お客様にアンケートをお願いすると嫌がられます」
ホームページ制作のお客さまからそのように言われることがよくあります。
確かにサロンなど、お客さまが施術後で気持ちよくなっているところにアンケートを出して書いてもらうということは気が引ける行為です。
割とゆったりした時間が共有できるスペースがあるサロンでしたら、施術後にお茶をお出しして、そのタイミングで書いてもらうこともできるでしょう。
ですが、そんなサロンばかりではないことが現実です。
そんな時は施術中や、施術後のお客さまとの会話の中で「お客様の声」を聞き出しましょう。
まさか最初から最後までお客さまと一言も会話しない、という人はいないでしょうから(笑)、お客さまとの会話する貴重な時間の中で、感想を聞き出してみるんですね。
「マッサージは気持ち良かったですか?」「お料理は美味しかったですか?」と聞くと、いささか誘導尋問のような形になるので気をつけなければいけません。
お客さまが「気持ち良かったです」「美味しかったです」としか答えようのない質問ではいけませんが(笑)、あくまでもそこは自然体で、会話の流れに沿って、という形ですね。
実名・フルネームでなくても問題なし
お客様との会話の中で、「ホームページに載せるお客さまの声を集める」ということを頭の中に入れておくだけでも会話の内容は変わってきます。
美容室でヘッドスパを受けてくれたお客さまが「いやー、あまりにも気持ち良くて寝ちゃいましたよー」と話してくれれば、立派な1件のお客様の声です。
お教室レッスンを受けてくれた生徒さんが、「家に帰って作品を家族に見せるのが楽しみー」と語ってくれても1件の声が集まります。
1日3件お客さまを接客すれば、5日で15件、10日で30件になります。
後はそこから重複している声などを修正、抜粋するなどして、ホームページに載せれるような形にしていけばいいですね。
お客様の声というと、ある程度長文で、お客さまの顔も写真でわかって、本名の掲載もないと信憑性がないから意味がない、と考えている方もいるようですが、そんなことはありません。
お客さまの声を勝手に作り上げる、ということはあってはならないことですが、会話の中でいただいた少しの感想を形にしただけでも、立派なお客さまの声になります。
0を10に見せるのは詐欺ですが、1を5にも6にも広げて見せることはテクニックになります。
正式なアンケート用紙に記入してもらうことだけが「お客様の声」集めだと思うことなく。
意識的にお客さまとの会話を増やして、「お客様の声」ページ作りに活かしてみてくださいね。
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