自分のビジネスの集客のために、ブログを使うことは言うまでもなく有益です。
SNSがビジネスツールの主流となった感がある現在ですが、情報が流れていく「フロー型」のSNSよりも、「ストック型」メディアであるブログの存在は今後も必須であるといえます。
そのブログサービスに、アメブロを使っている方も多いと思います。
アメブロのメリットして、
ポイント
●無料で始められる
●操作が簡単で初心者でも利用しやすい
●(一時ほどではないにしても)利用者が多く、単純に「人」が多い
●いいね、コメントなど、SNS的なコミュニケーションツールとしても優れている
などが挙げられます。
2012年頃から2015年?ぐらいには「アメブロバブル」と呼ばれた時期もあり、利用者が爆発的に増加しました。
まだ世にビジネスツールとしてSNSが浸透する前だったということもあり、個人でビジネスをされている人はこぞってアメブロに参入しました。
現在はその勢いは衰えており、アメブロそのものの使い方も数年前とは違ってきています。
ブログ初心者の段階ではアメブロから始めることは良いと思いますが、ブログを書くテクニックが備わってきたり、ビジネスがある程度順調になってきたら、検索にも強いWordPressでブログを書くことをお勧めします。
その流れはここ最近顕著になってきており、実際にアメブロからWordPressにブログの引っ越しをされる方も増えてきました。
ですが、良くも悪くもアメブロには独特の文化みたいなものがあり、その流れそのままに、WordPressでブログ記事を書いている人を目にします。
ここでは、これまでずっとアメブロを利用してきた人がWordPressに引っ越しをした時に気をつけたいことをまとめてみました。
冒頭のあいさつは不要
個人事業主の売れるホームページ作りをサポート。三浦猛です。
すでに事業を展開されている個人事業主、これから起業をお考えの方に、ホームページ制作とアメブロカスタマイズを提供しています。
現在は入れていませんが、筆者が以前にアメブロ記事の冒頭に記載していた、いわゆるあいさつ文です。
「初めてブログを訪れた人に、あなたがどんな職業でどんなサービスを展開して、どんな名前かをわかるように明記しましょう」という目的ですね。
典型的なアメブロ文化の一つだと思います。
目的としてはよくわかる話ですし、その通りなのですが、それを毎記事ごとに記載する必要はありません。
検索エンジン経由でWordPressブログ記事にたどり着いたユーザーが知りたいことは、あなたが何者か?ということではなく、問題を解決したい・知らないことを調べたいということです。
キツイ言い方をすれば、「私が知りたいことはあなたの名前やサービスではない」というユーザーがほとんど。
順番として逆で、役に立つことが書かれていた、助かった、という記事の内容だったら、その流れで書いた人のプロフィールが知りたくなるものです。
冒頭にあいさつを書くのではなく、記事の最後にプロフィールページへのリンクをさりげなく貼るか、プラグインを使って「この記事を書いた人」を表示させるかが良いですね。
間違っても整体院を経営されている方が、WordPressホームページ内のブログ記事を書くたびに「こんにちは。整体キャリア30年。 東京・渋谷で辛い腰痛が治ると評判の整体師、山田太郎です。 このブログでは、辛い腰痛の治し方について書いています」というような冒頭あいさつ文を入れないようにしましょう。
ユーザー目線で見ればわかることですね。
1日数回更新など、安易に記事を量産しない
これまたアメブロ文化みたいなものの一つに、「記事を量産して認知を上げる」というようなものがあります。
一時期はアメブロで1日に3回も4回も記事を更新する人もいました。
アメブロに多い、芸能人などの有名人の方が「1日〇回更新!」というように更新回数を強調するような風潮から来た部分もあると思いますが、短文記事を量産したところでSEOに強くなる、というものではありません。
コンテンツを充実させるという意味では記事数が多いことは有益ですが、記事を量産させることに重きを置いてしまっては本末転倒です。
ユーザーに役に立つような有益記事は、そうそうたくさん書けるものではないと思います。
もちろん、有益記事が量産できればそれに越したことはありませんが、SNSの投稿のような短文記事を量産させることは避けましょう。
「量より質」にこだわることが大事になってきます。
直近のイベント開催告知を記事内に盛り込まない
記事の冒頭、もしくは末尾に囲み枠を使ってセミナーやイベントの告知をすることもアメブロではよく見かけますが、これもWordPressブログとなるとNGです。
検索キーワードから辿り着いたユーザーが目にする記事は、何も最新記事だとは限りません。
良記事であれば、数年前に書いた記事がヒットすることだって実際には多いです。
そこに、既に開催がとっくに終わっているイベントが載せたままになっていては、既に上映が終わっている映画のポスターを映画館で掲示しているようなものです。
過去記事を遡って、その都度該当箇所を消せば良い、というものでもありません。
情報には二通りあって、最新の情報が価値があるものと、数年前に発信した情報であっても、現在でも十分ユーザーにとって有益な情報もあります。
WordPressでは、数年前に書いた記事が未だに数千アクセスを集める、ということもあり得ます。
ブログには記事の内容だけを重要視するようにして、余分な告知は避けましょう。
記事末尾に「募集中のイベントはこちら」というように、別ページのイベントページにリンクで飛ばす、という形をとることが望ましいですね。
プライベート記事と混同しない
冒頭や記事本文内に最近あった出来事や、世の中のニュースの感想を入れることもアメブロではよくありますが、これもWordPressでは避けましょう。
繰り返しになりますが、検索エンジン経由で辿り着いたユーザーが知りたいのは「自分の問題の解決法を知りたい」ということです。
ユーザーは、自分が知りたい情報だけを、できるだけ早く知りたいわけです。
そこに、「昨夜は外食で焼き肉を食べてきました」「南の島まで旅行に行ってきました」というような情報は不要です。
プライベートなことを書くことが悪いというわけではなく、どうしても書きたいのであれば通常記事と混同させずに、単発記事として書かれるといいですね。
もっと言ってしまえば、WordPressではプライベート記事は一切書かなく、それこそアメブロでプライベート記事を書いて、そこに飛ばすのが最善だと思います。
アメブロをSNS的要素として使うという、最も有効なアメブロ活用法ですね。
事業主として自分の人となりを知ってもらうことも大事なことですから、プライベート記事も目的として大事であることは間違いありません。
ただ、使い方を間違えてはいけない、ということですね。
SNSとアメブロを上手に活用しましょう。
絵文字、顔文字、文字位置、改行に気をつける
ビジネスブログとして使っていても、どことなく緩さも備えているアメブロ。
実際にはプライベートブロガーも多いことから、絵文字・顔文字をビジネスブログで多用する方もいます。
本来、ビジネスとして使う記事に絵文字や顔文字は不要です。
「幼稚っぽい」「不真面目に感じる」など、書いている人のビジネス人としての資質が問われますので、WordPressブログでは一切使わないようにしましょう。
また、これもアメブロではよく見かけるのですが、ポエムのように、段落の間に必要以上に何行も改行をしている人もいます。
ユーザー目線で見たら読みにくくて仕方ありません。
「ブログに自分の色を出すために、ブログの雰囲気づくりのためにたくさん改行する」という方もいますが、ユーザーにとって書き手のこだわりなど、まったく興味がありません。
段落後の改行は1行、もしくは2行。
話題が変わる時は2行、もしくは3行という形にして、ユーザーにとって読みやすくすることだけを心がけましょう。
同じ理由で、記事を中央揃えにしている人もいます。
ビジネス文章は左揃えが基本中の基本です。
徹底しましょう。
他人の記事の紹介は極力しない
SNS的要素が多いことから、コミュニケーション目的として他のブロガーさんを紹介しあう、という風習もアメブロにはあります。
リブログというアメブロの機能も、紹介が目的としたものといえます。
より良い人脈を築く、良い情報を共有しあうという点ではとても良いことはありますが、同じサービスを使いあうユーザー同士という概念がWordPressにはないため、紹介することによる繋がりは生まれにくくなります。
紹介リンク、ハッシュタグ、リブログといった要素は自分のブログへの入口にも出口にもなり得るものですが、WordPressに関しては出口となる部分が多くなります。
記事内で他記事を紹介することはユーザーのために悪いことではありませんが、アメブロを使い慣れてしまうと、あまり深い意味を考えずに紹介記事を書いてしまいがちです。
できれば「引用」という形で他記事の重要な部分の一部を紹介するにとどまり、リンクを貼りブログの出口を作るということは避けましょう。
紹介をしなくても、自分の書いた内容で完結できる濃い記事を書けるようにしていくことが大事です。
まとめ
ここまで書いてきた内容は、特にWordPress記事だからというわけでもなく、ビジネスブログ全般にいえることでもあります。
ただそのビジネスブログを、アメブロで書くことは大きな曲がり角に来ていると言っても過言ではありません。
一昔前と比べても、確実にアメブロの記事の検索順位は落ちてきています。
アメブロユーザーのみを対象としたビジネスであれば使い続けても良いでしょうが、検索経由で一般のお客さまを獲得したい場合、独自ドメインのWordPressブログ(ホームページ)を持つことはもはや必要不可欠です。
これまでアメブロを書き続けてきた人は、真剣にWordPressに移行することを強くお勧めします。
アメブロからWordPressへまるごと記事全部を引っ越しできる有料サービスもありますが、そのような極端なことをしなくても、アメブロの中から有益な記事を一記事づつ抜粋して移動させる、というやり方が良いでしょう。
アメブロを無くす必要はありません。
アメブロなんてもうオワコンだ!などと言うつもりもないです。
WordPressのサブとして使う、SNS的要素として使うのであれば、まだまだ価値はあります。
ただ、ビジネスをするのであれば、アメブロしか自分の媒体を持っていないという状況からは早く脱することが大事ですね。
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