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検索エンジンではなく検索ユーザーのためのホームページ作り

前回の記事からの続きになります。

 

ホームページからコンバージョン(新規顧客からのお申し込み)に繋がらない5つの弊害

①. 検索結果に表示されない

②. 検索結果のディスクリプションに魅力を感じない

③. 検索結果から辿りついたホームページに、ユーザーの知りたい情報が記載されていない。 また、キーワードとは違った内容が記載されている。

④. メニューページなど、別のページへの導線がわかりにくい。 スムーズに行えない。

⑤. フォームの不備、リンク切れなど、ユーザーがお申し込みができない。

 

運よくユーザーの検索ワードでホームページが上位表示されたとしても。

上位表示されただけでは、そこで終わりではありませんよね。

本記事では、②以降について解説してみます。

 

クリック率を上げるために重要なタイトルとディスクリプション

これは当たり前のことですが、検索結果に表示されるホームページは、あなたのページだけではありません。

たくさんの同業者、競合店も同時に表示されます。

ユーザーは、検索結果に表示された多くのホームページの中から、「これは訪れる価値がありそうだ」と判断したページをクリックします。

 

 

そのきっかけとなるのは、検索結果ページに表示されているタイトル、ディスクリプションと呼ばれる紹介文です。

 

実際にユーザーの検索に使われたキーワードと関連していて、ユーザーにとって有益な情報が記述されていると判断されたホームページが、結果的に上位表示される、ということになります。

ですので、タイトルやキーワードを含む文章は、検索エンジンに見つけてもらいやすく、さらにはユーザーを惹きつけるという、2つの条件を同時にクリアしなければいけません。

 

あくまでもユーザーのニーズを最優先にしたページを作る

続いて、③です。

ユーザーがあなたのホームページに辿り着いてくれたとしても、そのページがユーザーの欲求を全て満たしてくれるとは限らないわけですよね。

「知りたい情報がない」と判断されると、ユーザーは直ちにブラウザーの「戻る」ボタンをクリックして、検索結果表示ページに帰ってしまいます。

そして、別の同業者のページに移ってしまうわけです。

 

 

このことを防ぐためには、「どのキーワードで検索されたらどのページが検索結果として表示されるか」をしっかりと考えること。

そして、キーワードごとにユーザーのニーズにあったページを作ることが大事です。

何が何でもTOPページにアクセスさせることだけがSEOではない、ということを覚えておいてください。

 

ユーザーを迷子にさせないデザイン構成にする

③までをクリアできたとして、次に④という弊害が待っています。

ユーザーがあなたのホームページを訪れ、あなたが提供するサービス内容に興味を持ち、さらに詳しくホームページ内から情報を探そうとします。

ここから先は、いかに関連ページへスムーズに誘導できるかがカギになります。

ホームページのTOPページを訪れたユーザーが、ヘッダーやページ内部に書かれてあるキャッチコピーを読んで、メニュー、サービスに興味を持ってくれた。

その次の行動は当然、料金や内容など詳細が書かれたページに移動しようとします。

その時、どこを探しても、メニューページへのリンクがなかったり。

あったとしても小さかったり、英語で書かれているリンクボタンだと気づかなかったり。

わかりにくい状態であれば、ほとんどのユーザーは諦めて帰ってしまいます。

ホームページを作成する際、見た目のデザインの豪華さや可愛らしさなどを基準にしてしまうと、概ねこのようなことになります。

そのような事態にならないように、ユーザー目線でわかりやすく、ユーザーの行動をスムーズにさせるデザインにすることも、SEOの範疇だといえます。

 

不備・不具合のない、完璧な状態のお申し込みページを作る

このような弊害をいくつも乗り越え、ユーザーはお申し込みという最終的な意思決定に辿り着きます。

「あなたのこのサービスを受けよう」「あなたから商品を買おう」と、ユーザーが意思決定を行うと、検索エンジン経由できた「見込み客」から「顧客」へと変わることも十分に可能です。

最後の難関である⑤は、「お申し込み」をいかにスムーズに行えるか、ということになります。

「お申し込みをしたい」と決意しているユーザーを、みすみす取りこぼしているホームページをよく見かけます。

「お申し込みフォーム」が「お問い合わせフォーム」になっていたり。

「ご予約はお電話で」となっているのに電話番号が書かれていない。

あるいは書いてあったとしても、スマホで閲覧した場合、タップして電話がかかる対応になっていない。

そもそも、お申し込みフォーム自体がない、というサイトも見かけます。

 

検索ユーザーのホームページ購買行動

 

お申し込みまでをスムーズに、不備・不具合なく案内ができているか?

そのことも、ホームページの成果を決める、大事な要因です。

ユーザーの購買行動の最終ゴール(サービスお申し込み、商品購入、メルマガ登録など)に至るスムーズな導線作りも、SEOの重要な要素になります。

 

検索エンジンではなく検索ユーザーのためのホームページ作り

2回に渡り記事にしてきたとおり、ホームページが上手に機能していない・・・お申し込みが入らない、予約が入らない、問い合わせがないなどという大半のケースでは、ユーザーがお客様に変わる過程のどこかに問題があります。

その問題に直接つながる弊害を「検索するユーザー目線」からあぶり出し、対策していくことがSEOの本質だといえます。

結論としては、SEOの本質とは「検索エンジンユーザーのことを最優先に考え、ホームページを検索エンジンに最適化させる」ということになります。

言葉にすると難しそうですが、決して難しいことではありません。

Googleをはじめとした検索エンジンは、常にユーザーの行動を予測して無数のWEBサイトを巡回します。

検索エンジンに優しいホームページを作れば、自ずとユーザーにとっても優しいホームページになりますよ、ということですね。

 

 

ただし、「検索結果1位を目指そう!」とばかりに、検索エンジン対策のことだけを考えていると、検索エンジンのシステムに振り回されたり、「悪質な手を使ってでも上位に表示させよう」というスパム行為に陥りかねません。

第一に考えることは、「検索エンジンを使うユーザーである」ということを、肝に銘じるようにしてみてください。

もちろん、ユーザーは検索結果に表示されたホームページを上位から順番に見ていく行動をとりますから、より上位表示されることを目指すことが悪いとは言いません。

ですが大事なことは、検索エンジン経由で訪れたユーザーの多くの人があなたのホームページに興味を示し、好感を持ち、再びアクセスしてくれたり、あなたのホームページのファン・お客様になってくれることですね。

 

まとめ

「検索結果上位表示を目指すテクニックとしてのSEO」と、「ユーザー行動を最優先に考えたページ作りを行うSEO」。

この2つを兼ね備えていてはじめて、真のSEOだということが言えます。

どちらか一つしかなければ、「検索結果1位だけど、肝心の内容がわかりづらく、ユーザーに失望感を与えてしまうホームページ」か。

「内容も素晴らしくわかりやすいのに、検索結果表示が5ページ以降なので見てもらえないホームページ」のどちらかになってしまいます。

「アクセスは多いけど成果のないホームページ」ではなく。

「アクセスも多くて成果が出るホームページ」を目指したいですね。

 

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三浦 猛

三浦企画代表  細部までこだわり、徹底した「お客さま目線」でのWEBサイト作りは、お客さまから「お申し込みが3倍になった」「これまで1件もなかったホームページからの売上件数が月に8件になった」というお声をいただいています。 デザイン制作200作以上。手がけた職種は30種以上。

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