言うまでもなく、Googleは日々進化しています。
それも、恐ろしいほど速いスピードで。
SEO手法も、これまでは通用していたけれど今となっては全く通用しないものもたくさんあります。
ですが、未だに通用しないと言われている手法を、繰り返し続けている方がたくさんいます。
効果の上がらないSEO対策に時間をかけることなく、ユーザーに価値を提供し、そのうえでGoogleに評価されるという対策を行っていくことが大事です。
ここでは、これまでは「SEO対策に良い」と言われていた施策で、現在は効果があまりないと言われている事例を紹介いたします。
インデックス数は多ければ多いほど良い???
検索エンジンにインデックスされたWEBページ数が多い(WEBサイトの規模が大きい)ほうが、Googleの評価が高くなる、ということはありません。
以前はWEBページを大量に量産し、ページ数が多ければ多いほどボリュームのあるサイトだと判断され、SEOに有利だと言われていました。
ですが、現在では内容の薄いWEBページを量産しても、Googleからは評価されません。
コンテンツは「量より質」だということですね。
もしインデックスされることだけを目的に、ページを量産しているのであれば、数を絞り込み、内容を重視したページ作りを心掛けるようにしましょう。
検索キーワードを多用することは効果がある???
ひと昔前までの検索エンジンでは、キーワードの数を多用することで順位が上がる、ということもありました。
特定のキーワードを何度も使うことによって、「そのキーワードについて書かれた記事である」と判断されていたためです。
ですが、現在の検索エンジンに対しては、そのようなキーワードの羅列はほぼ無意味となっています。
キーワードを盛り込むことは大事なことですが、検索を意識するがあまり文章全体が不自然にならないように気をつける必要があります。
SEOに効果的な文字数は何文字???
「1ページあたり、何文字以上(何文字以下)だと検索エンジンに評価されますか?」というご質問をよくいただきます。
結論からいいますと、文字数によるSEOの効果はありません。
文字数が多くても、記事の内容が薄ければ、当然評価はされません。
一方、たとえ文字数が少ないコンテンツであっても、ライバルコンテンツの質が低ければ、上位表示される可能性はあります。
大事なことはコンテンツの文字数の多さではなく、質の高さであるということを覚えておきたいですね。
メタキーワードは記述するべき???
意外に感じるかも知れませんが、検索エンジン向けに記述するタグである、「メタキーワード」がSEOに影響しないことは、周知の事実となっています。
メタキーワードとは、HTMLファイルのタグ内に記述するメタ情報の1つです。
ページ情報がどのようなキーワードと関係しているのかをクローラーに対し伝える役割をもっています。
以前は、平均的に3~5個のキーワードを記述することが推奨されておりましたが、現在ではGoogleがサポートするメタタグに含まれていないため、メタキーワードを入れることでSEO的な効果は見込めません。
Googleはすでにかなり前から、メタキーワードを無視していることを公式に発表しています。
Googleはウェブランキングでキーワードメタタグを使用しません
(英語サイトのため、翻訳してお読みください)
相互リンクが多ければ多いほど良い???
「相互リンク」とは、WEBサイト同士でリンクを貼りあうことをいいます。
以前は相互リンクによって被リンクを多く獲得することで、検索順位が上がる、ということがありました。
ですが現在では、無意味・無関係なページから過剰にリンクを獲得すると、スパムと認定される可能性があります。
(自身の管理するWEBサイト同士のリンクや、関連するサイト同士のリンクであれば問題ありません)
コンテンツの質や専門性によって、自然に獲得した被リンクは評価されるので、よく覚えておきたいですね。
まとめ
本記事で述べたような、一昔前に有効だったSEO施策のために時間を割くことなく。
コンテンツ、ホームページ内の各ページの質を高めたり、ホームページの使いやすさを改善したりというような、お客さま・ユーザーのための対策に時間をかけることが大事です。
また、今は良いとされているSEO施策も、しばらくすれば効果がなくなることもあります。
常に最新の情報を入手して、実践していくようにしていきましょう。