現在ある一定の成功を納めている人から、「私はここにくるまで大変な苦労をして、地獄を何度も見てきました」というお話を聞くと、けっこうそれだけで好感が持たれたりします。
現在の裕福な成功者のイメージから想像がつかない、かけ離れていると、なおさらそのように感じます。
「ああ、あの人も今にたどり着くためには色々な苦労があったのだな」という感覚ですね。
何度も地獄を見たり、人に言えないような苦労をしたけれど、今は誰がみても羨ましい成功を手にしている人をみると、その人からこれまでの体験談を人は聞きたくなるものです。
実際に、大手企業カリスマ経営者の苦労話が書かれた自伝が、ベストセラーになったりしていますね。
ですが、それが二代目起業家など、最初からエリートの家系に生まれてきた人の話となると、人の受け取り方は変わってきます。
「色」をしっかりと打ち出して自分自身をセルフプロデュースする
「最初から恵まれた状況にいたのだから、成功して当たり前」「私とは別世界の人」というように思われてしまいがちです。
ですので、最初から0の状態・・・ 「学歴なし」「金なし」「コネなし」というような無の状況に、人は親近感を覚えたりします。
また、どこからどうみても営業には向いていないような性格の人が営業成績トップ、なんていう話を聞くと、どんな秘訣があるのかと知りたくなりますよね。
そのことから見ると、「俺だってやれば成功するかも知れない!」「私にだってチャンスはあるんだ!」と周囲の人に思ってもらえたら、その人のブランディングは成功といえます。
結果的にファンや見込み客を増やし、ビジネスがうまくいったりします。
人としての、その人の「色」をしっかりと打ち出して、自分自身をセルフプロデュースしてみること。
もちろん、その「色」には好みが分かれるでしょう。
その色は嫌い、受け付けない、という人も必ずいます。
場合によっては、拒否反応を起こされることだってあるかも知れません。
ですが、ここで考えるべきことは、「すべての人に好かれようとは思わないこと」なんです。
誰にでも、すべての人に好かれようとすると無難になってしまい、大体の場合インパクトが薄れます。
実態を伴わない表現やパフォーマンスは致命的になる
ホームページやブログでは「個」の表現がとても大事です。
ホームページやブログ等を使って、人間味やその人の「色」を伝えていくことは、集客増に繋がっていきます。
自分が持っている知識や実績、ノウハウというサービスを提供しているコンサルタントなどは、まさにそのことが言えますね。
自分自身を強く印象づけることが信頼にも繋がっていきますから、なおのことセルフプロデュースという要素が欠かせなくなってきます。
先日、東京都知事選が行われたばかりですが、例えば、選挙時の政治家の街頭演説に例えてみましょう。
誰か(何か)を批判すると、聴いている人の共感が一気に集まったりします。
巨大権力や旧態依然の体制、強いといわれているものを敵とすることで、「なんかこの人だったら凄いことをやってくれそう。今の日本を変えてくれそう」という有権者の信頼を得る戦術、ですね。
敵を作ることにより、正義の側に立つことができます。
ですが、その批判した本人も、「そんな、人のことを言える立場か」といった、昨今の政治家の不祥事をみると、政治家への不信感を募らせてしまいます。
そのような事例をみると、表現やパフォーマンスだけで実態が伴わなければ、結果的には足元を救われてしまいますね。
他人事ではなく、自分事として気をつけていくことが大事ですね。
シンプルでナチュラルさを漂わすことでお客さまとの心理的距離感を縮める
三浦企画が制作するホームページは、豪華な装飾、派手めの色を抑えた、シンプルなデザインのものがほとんどです。
ご依頼者さまからデザインの要望を伺うと、「大手ファッションブランドのような豪華なデザインで」「タレントの○○さんのような雰囲気の派手めの色を使って」とお声をいただくことがあります。
しかし、大手ファッションブランドでも、有名タレントでもない個人事業主のホームページは、シンプルでナチュラルな感覚のほうが、集客効果があるものです。
最近のホームページを拝見していると、よくわかると思います。
個人事業主や小規模企業経営者を顧客とする各種コンサルタント、会計士、税理士の方のホームページなどはまさにそうですね。
豪華な装飾や派手めの色を使うよりも、その人の個の「色」を使ったシンプルなホームページからのほうが、その人のパーソナリティが伝わってきます。
つまり、サイトを訪れる方への訴求効果を得やすい、ということですね。
あえて豪華で派手なデザインにするのではなく、シンプルでナチュラルさを漂わせたほうが、お客さまとの心理的距離感を縮めてくれます。
自分らしさを重視するか? デザインを重視するか?
あなたのホームページはどちらを重要視するか、今一度考えてみるといいですね。
三浦企画では、現在オンライン通話システム・ZOOMでのご相談を無料で承っております。