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個人事業主の屋号は検索されることを意識する

2020年1月11日

先日、「東京・青山 オーダーメイドワンピース Amulet様」のブランドロゴを制作させていただきました。

 

 

Amuletと書いて、「アミュレット」と読みます。

ロゴ制作にあたってオーナー様にブランド名の名前の由来をお聞きしたところ、

●Amulet(アミュレット)とは、お守りと言う意味です。

●お守りの中でも、魔除けというか自分を守ってくれるお守りと言う意味です。

●アミュレットは自分を守る・自分に自信を与える・悪いものから守るという意味です。

●当社の商品を着たり持つことによって、そのような意味を発揮してくれることを願ってこの名前に決めました。

●このアクセサリーを付けると自信が持てる。このバッグを持って出かけるとHAPPYなことがある・・・そんな良いことの連鎖を起こすような、商品を提供したいと思っています。

●作り手である私も作成している時にそんな思いを込めて作成していきたいと思っています。

という意味がある、とのことでした。

このように、初対面の方と挨拶を交わしたり、名刺を交換したりする際に、ブランド名や屋号の由来などを聞く機会があるかと思います。

その時に、この度のアミュレット様のように、すぐにブランド名、屋号名が読めればスムーズに話は進みます。

ところが、その名前が読めないとなると、ファーストコンタクトの会話が「失礼ですが、これ、なんと読むのですか?」から始まります。

聞いてくれる人ならまだしも、そのまま聞かずに・・・つまり、ブランド名、屋号名を読めない・知らないまま会話を続けていく形になりますね。

ビジネスをしていく上で、自分のことを知ってもらいないまま展開が進んでいくことが望ましくないことは言うまでもありません。

 

「L'Arc-en-Ciel」と「ゆず」の違い

人気ロックバンド、「L'Arc-en-Ciel」をご存知の方は多いと思います。

 

 

では、初めてこの文字を見たとき、「ラルクアンシエル」とスムーズに読めた方はどれぐらいいたでしょう。

今でこそバンドの知名度と共に、この綴りを見ればラルクとすぐにはわかりますが、今から20年以上前、初めて音楽雑誌でラルクの記事を見かけた時。

「このバンド、なんて読むの?」と当時付き合っていた音楽通の彼女に聞いていたことを思い出します。

ラルクアンシエルというのは、フランス語で「虹」という意味で、それがバンド名の由来なのだそうです。

 

一方、「ゆず」というユニットがあります。

子どもでも読めるひらがな二文字に、インパクトのある名前。

「これって何と読むの?」というアクションが省かれて、「バンド名の由来はなんですか?」という疑問にスムーズに進みますね。

「L'Arc-en-Ciel ラルクアンシエル」と聞くと響きもいいですし、名前も格好よい。

でも、ロックバンドであるからそういう「名前も読めないような美しい綴り」でOKなのであって、個人事業のビジネスであればまた話は変わってきます。

その辺りを間違えて屋号を付けてしまう個人事業主の方、意外と多いです。

 

日本人相手に、日本語のサービスを提供するのであれば・・・

例えばフランス料理店の店名にフランス語を使うなど。

海外で生産している輸入雑貨を専門として取り扱っているネットショップが英語を使う、というのであればわかります。

 

 

ですが、日本国内で日本人相手に日本語を使ってサービスや商品の提案をしているのであれば、わかりやすい言葉を屋号に使うことが一番だと思います。

「私の事業の屋号は『Je vous remercie infiniment 』です。『ジュ ヴゥ ルメルシィー ヴォ―トル アンフィニマン』と読み、フランス語で『感謝しています』という意味です」

と言われたとしても、多分、説明された次の瞬間には忘れられていると思います。

というか、覚えきれないでしょうね。

 

屋号も「検索されること」を意識する

名刺に屋号を掲載し、異業種交流会でお配りするとします。

名刺をいただいた方は、その場で名前と同時に会社名や屋号を見ますよね。

「オフィス青空代表 鈴木一郎」さんとお会いしてお話をさせていただき、後日思い出して名刺を取りだしてホームページを調べる。

今どき、URLを手入力する人などいませんから、名刺に書かれている屋号で検索をします。

 

 

検索から辿り着いた先のホームページのTOPページに、屋号の由来が書いてある。

理想的な流れですね。

これから屋号をつけようとする個人事業主さんにぜひ考えていただきたい部分です。

屋号にこだわりは必要はない、とは言いません。

自分のビジネスの大事な名前ですから、こだわりを持つことも必要です。

でも、ビジネスであるならば、自分のこだわりよりも、「お客さまに認識してもらう」という部分にコミットすることが大事だと思います。

ポイント

  • お客さまが見てすぐに読める文字
  • お客さまにとってわかりやすいネーミング
  • お客さまが検索しやすい屋号

その辺りを意識することで、その後のビジネスの展開は違ってきます。

自分のこだわりに重きを置くか?

それとも、わかりやすいネーミングで認知してもらうことを優先するか?

さて、あなたはどちらでしょうか。

 

ロゴや名刺が必要になり、これから個人事業主として屋号を考えられる方は、ぜひ意識するようにしてみてください。

 

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三浦 猛

三浦企画代表  細部までこだわり、徹底した「お客さま目線」でのWEBサイト作りは、お客さまから「お申し込みが3倍になった」「これまで1件もなかったホームページからの売上件数が月に8件になった」というお声をいただいています。 デザイン制作200作以上。手がけた職種は30種以上。

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