WordPressのデフォルト(初期設定)では、投稿ページ(ブログページ)に対して、ユーザーからのコメントを受け付ける設定になっています。
公開したブログ記事にユーザーからコメントをいただけることはありがたいものです。
自分が書いた記事を客観的に捉える意味でも、コメント機能は有益なものだと思います。
ですが時として、記事の内容に全く関係のないコメントや誹謗中傷コメント、全文英語で書かれたスパム的なコメントが入ることもあります。
アメブロに代表される無料ブログサービスのような、専用IDを取得していないとコメントできない、運営側が厳しくコメントに対する規約を設けているサービスと違い、誰でも自由にコメントを入れることができるWordPress。
好意的なコメントだけでなく、上記のような迷惑コメントも自然と入りやすくなります。
WordPressは自身でコメントを都度管理しないといけません。
ついたコメントを都度チェックし、公開できるものと削除するものとを分けて管理する。
そのような作業は実に面倒ですし、心ないコメントによる精神的なダメージを受けることもあります。
ブログ記事を書くことで積極的にユーザーとコメント機能を使ってコミュニケーションを取りたい人以外は、思い切ってコメント機能を無効にしてしまうことも一つの方法です。
ここでは、WordPressブログのコメント機能を無効にする二つの方法について説明していきます。
①コメントの設定方法を変更する
コメントの受付を無効にする設定は、以下の手順で行います。
1.投稿のデフォルト設定を変更する
ダッシュボード(管理画面)から、設定 → ディスカッション の順にクリックして進みます。
ディスカッション設定が表示されます。
「新しい投稿へのコメントを許可」のチェックボックスを外します。
ページ下部の「変更を保存」をクリックします。
これで、コメント受付を無効化する初期設定は完了です。
この設定を行うことで、新たに作成する投稿ページにはコメント欄が非表示になっていることが確認できます。
ですが、この設定を行う前に公開した記事の場合、まだコメント欄は表示されたままになります。
設定前に公開した記事は、個別での設定が別途必要になります。
2. 設定前の投稿記事は個別にコメントの無効化設定をする
前項の設定作業を行うことで、コメント機能の初期設定は無効化されます。
ですが、設定前に公開した記事に関しては、まだコメントが表示されている、受け付ける設定になっています。
以前に公開した記事のコメントも削除したい、非表示にしたい場合は各記事に対してそれぞれ個別にコメントを無効にする設定が必要になります。
ダッシュボードから、投稿記事一覧を表示させます。
該当する記事を選択し、「クイック編集」をクリックします。
クイック編集画面が表示されるので、「コメントを許可」のチェックを外します。
忘れずに、右下の「更新」をクリックします。
これで、以前に投稿した記事のコメントは非表示になり、コメントが入ることはなくなります。
ただ、この方法ですと一記事づつ個別に設定する必要がある為、過去記事の数がたくさんある場合は面倒な作業になります。
その場合、プラグインを使うことでコメントを一括して無効化することができます。
② プラグイン「Disable Comments 」を使用する
ダッシュボードから、プラグイン → 新規追加 の順にクリックして進みます。
画面右側のキーワード蘭に「Disable Comments」と入力し、検索します。
Disable Commentsが表示されるので、「今すぐインストール」をクリックし、さらに「有効化」をクリックします。
プラグイ → インストール済みプラグインの順に進み、Disable Commentsの「設定」をクリックします。
設定画面が表示されるので、「どこでも」にチェックを入れ、「変更を保存」をクリックします。
この作業にて、過去記事含む全ての投稿ページのコメントが非表示、無効化となります。
まとめ
アメブロのような無料ブログサービスはSNS的要素の強いブログサービスだということがいえます。
SNS的に活用するならコメント欄を開放し、ユーザーとコミュニケーションを取ることも重要な要素だと思います。
ですが、WordPressの場合、本来のブログ機能として記事を読んでもらうことが最大の目的になります。
煩わしいコメント対応に追われることなく記事を書くことに集中するためにも、コメント機能は無効化するという選択肢もあることを覚えておきたいですね。
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