ホームページを使って集客していくのであれば、顧客ターゲットのニーズを調査・分析して、それをホームページ運用に活かしていく必要があります。
インターネットを使って、最も簡単にターゲットのニーズを調べたければ、「サジェストを見る」という方法が有効です。
サジェスト機能とは、Google、Yahooなどの検索エンジンでユーザーがキーワードを入力する際に、関連性が高いと思われるキーワードを検索エンジンシステム側が提案(サジェスト)してくれる機能のことをいいます。
サジェストを使って、関連性が高く、需要のあるキーワードを探す
例として、「腰痛専門整体院」を運営されている方のホームページとして考えていきましょう。
ターゲットは当然、「腰痛にお悩みの人」になります。
そこで「腰痛」とGoogleで検索してみて、どんなキーワード候補があるのか、調べてみます。
サジェストに表示されたのは、「ストレッチ」「病院」「腰痛体操」「腰痛ベルト」「マットレス」「がん」「腰痛い」ですね。
(サジェストに表示される内容は、検索する時期、タイミングによって変わります)
Googleで検索した後は、もう一つの検索エンジン、Microsoft Bingで同じように「腰痛」で検索してみます。
それぞれの検索結果キーワードの中で、GoogleとBindでかぶっているものが需要が高いものといえるので、ピックアップします。
すると、「腰痛 ストレッチ」「腰痛体操」「腰痛ベルト」「腰痛 病院」がかぶっているキーワードになります。
「ストレッチ」「体操」というキーワードから連想すると、「腰痛に悩んでいる人は自分でできるストレッチ、体操のやり方を知りたいのかな?」という仮説が立ちます。
特に「腰痛 ストレッチ」は、二つの検索エンジンで上位に表示されているので、ここにポイントを絞ります。
もう一度サジェストして、さらにニーズを見つける
仮説が立ったところで、再度サジェストをしてみます。
Googleで「腰痛 ストレッチ」と検索します。
サジェストの結果から、「腰痛に悩む人がどのようなストレッチ方法を探しているか?」が良くわかります。
「立ったまま」「寝ながら」というキーワードがあるということは、仕事に忙しいサラリーマン、家事と仕事に忙しいOL、主婦の方が日常的にできるストレッチ法を探していることが見受けられます。
このようにして、サジェスト機能からターゲットのニーズを徹底的に抽出してみましょう。
ターゲットが何を知りたいか?が解れば、後は自分のホームページにその内容に沿ったコンテンツを作っていけば良いだけです。
ブログで、
●腰痛に効く、立ったままのストレッチのやり方を書いてみる
●腰痛に効く、椅子を使ったストレッチのやり方を書いてみる
●ストレッチの際、腰痛が悪化しない注意点を書いてみる
動画で
●腰痛に効くストレッチのやり方をホームページ内にアップしてみる
こんな悩みがある人に向けて、お悩み解決に向けてコンテンツにしてホームページ内に設置すればいいわけです。
でもそんなことをどんどん記事にしたら、ストレッチをすることで腰痛が改善していって、私の整体院には来てくれなくなりませんか?
いえ、そんなことはありません。
私も25年間腰痛に悩まされ、ストレッチや体操をしたこともあり症状が改善されたことはありましたが、完治まではしませんでした。
ユーザーはストレッチで腰痛が完治するとは思っていません。 あくまでも一時的に痛みを和らげることだと認識しているんですね。
販売することを目的とせず、情報提供に徹すること
大事なことは、直接販売に結びつけようとするのではなく、お悩みの解決策を提案してどのような変化が起きるかを明確に伝える、ということです。
お悩み解決の良質なコンテンツを書き続けていけば、「腰痛に効くストレッチを教えてくれるこの親切な整体院さんに通って、今度こそ腰痛を完治させよう」というお客様が現れます。
「こんな有益な記事を書き続けていたらお客様が来なくなるかも」という考えは不要です。
ビジネス人は与えてなんぼ。 「損して得(徳)取れ」の精神が大事です。(そもそも損ではありませんけど)
お客さまのお悩みに答える有益な記事を書き続けていれば、必ずファンは増える、ということを覚えておくといいですね。
サジェスト機能の使い方は、やればやるほどやり方がわかり、コツもわかってきます。
ホームページに書くブログのネタがわからない、という方にもお勧めですね。
ぜひ試してみてください。
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